お仏壇作品
仏壇の藤澤では内部の最上段に御宮殿又は廻し組み物を仕込み、柱を立て最上段に三つの間を作ってあるものをお仏壇としています。なぜなら、仏教の場合、各宗派ごとのご本尊と両脇侍が決められており三体の仏像もしくは掛け軸を置くために必要となるからです。宗派によっては形も決ってきます。それに対して中に柱のない、それ以外の物は厨子と呼んでいます。厨子は信仰の対象やお位牌、写真、等宗教に関係なく使うことが出来ます。お仏壇に比べると形や大きさなど自由で、よりパーソナルな使い方が出来ます。
工房で作るお仏壇の種類
の二種類になります。工房では漆塗り仕上げのお仏壇には主に導管のない針葉樹(松、桧、シナ、カヤ、杉、その他)を中心に使っています。それに対して杢目だし仕上げのお仏壇には主に導管のある広葉樹(ケヤキ、槐、針桐、タモ、クルミ、等)を中心に使います。